用語解説
上場企業が決算発表時に作成する決算情報の速報版で、1事業年度または四半期ごとの経営成績や財政状態を総合的に記載した書類。証券取引所の上場規程に基づく適時開示資料として、決算期末後45日以内(望ましくは30日以内)の開示が義務付けられており、有価証券報告書よりも早期に公表されるため、投資家にとって重要な投資判断材料となっています。
通期決算短信は監査法人による会計監査を受けた後に開示され、四半期決算短信は監査法人によるレビュー(簡易監査)が行われます。サマリー情報と添付資料で構成され、売上高、営業利益、当期純利益などの財務諸表のほか、業績予想も記載されます。証券取引所の適時開示情報閲覧サービス(TDnet)や各企業のウェブサイトで閲覧可能。日本では3月決算企業が多いため、その決算が発表される4月下旬から5月にかけて株価が動く傾向があります。